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"ニッパーという工具をたくさん使用する方にとりましては、有名なBAHCOというメーカーを誰もが耳にしたことがあるものだと思います。
このBAHCOというのはスウェーデンの工具メーカーでモンキーレンチの販売で世界的に有名となっています。
このモンキーレンチにお世話になった方というのはとても多いかと思います。
ある意味、モンキーレンチを使用したことが無いという方はほとんどいないのではないでしょうか?

 

基本的にニッパーは切断する働きをもつ工具となっていますから、大切になってくるのはその切れ味なのです。
このスウェーデン鋼を使用することで、最高の切れ味を実現させており、また耐久性も申し分なく疲れにくくなっています。

 

ニッパーを常用する方にとりましてはまさに重宝するニッパーだと思います。
この切れ味は一度体験してしまうと他のニッパーに戻ることが出来ません。"





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▼車-バイク-工事系:ニッパーとはブログ:21-5-2020

もう30年も前のことである。

大学の卒業を目前にした二月、
卒論の提出も終わって時間があったあたくしに、
バイトが急にやめてしまって、
次がみつかるまでの間でいいからと言われて
引き受けたアルバイトだった。

その店は、
マスター一人、アルバイト一人の小さな喫茶店だった。

勤め始めて一週間ほど経ったころの寒い夕方だった。
客も途切れ、暗くなり始めた町を行く人もまばらで、
「そろそろ閉めようか」とマスターが言ったとき、
店の表に親子連れが立った。

客は、二人の子供の手を引いた女の人で、
背中のねんねこにも赤ん坊が眠っていた。

どこか近在の村から出かけてきたお母さんと子供であったろう、
お腹がすいたと子供にせがまれて
通りかかったこの店に入ってきたのかもしれない。

あたくしは水の入ったコップとおしぼりをテーブルに運び、
注文を聞くと、
お母さんは表のショーケースを指差すようにして、
「あの赤いうどんを下さい」と言った。

赤いうどん?
あたくしは一瞬とまどったが、
イタリアンスパゲティだとわかり、
「三つですか?」と聞くと、「ひとつでいいです」と言う。

マスターは
あたくしが注文を伝えた時にはすでに調理にかかっていたが、
できあがった一皿は、いつもより分量が多めだった。
取り皿にお箸を添えて運んだ。

子供達はくちの周りを赤くして無心に食べている。
お母さんは下の子供に食べさせてやっていたが、
自分は一筋もくちにしなかったようだった。

親子連れが帰った後、
マスターはひとこと「赤いうどんか…」とつぶやき、
「さあ、もう閉めよう」とあたりを片付け始めた。

それから間もなくあたくしはその店を辞めたが、
そのお母さんと子供のことは長く心に残った。